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ビタミンCが開いて毛穴を閉じるメカニズム:炎症を抑える、細胞質での脂質合成を抑制、血液中脂質低下

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ビタミンCの外用やイオン導入をすると皮脂分泌が低下し毛穴が閉じます。

特にイオン導入や静脈注射では瞬時に毛穴が閉じる方もいます。

上の方は片側のみイオン導入しました。

導入したほうだけ色が白くなり毛穴が閉じています。

左注射前 右注射30分後 

僕がビタミンCを含むカクテルビタミンの注射をしたときです。

花粉症皮膚炎で痒くてしょうがないのでやりました。

注射後5分で痒みはなくなり、赤みが低下し、顔全体がリフトアップしています。

皮脂の分泌というのはコラーゲンなどのタンパクの合成と異なり、DNAやmRNAを介さず数分で起こる反応なのです。

 

皮膚ではいつでも自覚できない穏やかな炎症が起きています。

炎症が皮脂分泌、メラニン産生を促進しているのです。

特に毛穴の出口では皮脂のなかのオレイン酸などの遊離脂肪酸の刺激で

インターロイキン1α(IL1α)という炎症を起こすサイトカインが分泌されています。

血液中にもIL1αは流れています。

 

実はビタミンCは皮膚や血液中のIL1αを低下させて炎症を抑えることで皮脂分泌を抑制しているのです。

また皮膚では脂肪酸合成酵素が皮脂を分泌しています。

この酵素はアトピー性皮膚炎などの炎症性疾患で発現が上がることが

報告されています。

ニキビでは皮膚や皮脂腺周囲の炎症性細胞が放出するIL1αが皮脂の分泌を促進している可能性が大です。

ビタミンCは炎症性細胞が放出するIL1αをも抑制します。

 

血液中の中性脂肪が皮脂の原料になります。

ビタミンCを内服すると血液中のコレステロールや中性脂肪が低下します。

これも長期的なビタミンCの皮脂分泌抑制作用に貢献しています。

 

更にビタミンCは血液中から中性脂肪を取り込むだけでなく

ビタミンB群と協力してATP産生をしています。

ATPという高エネルギー物質を利用して

筋肉を動かしたり、コラーゲンなどの合成や、自律神経を活性化します。

ATPはADPを経てAMPに分解されてAMPKというリン酸化酵素を活性化します。

AMPKは脂肪酸を合成するアセチルCoAカルボキシラーゼを抑制して皮脂の合成や

皮下の脂肪細胞への脂肪の蓄積を抑制します。

運動でもAMPKは増加します。

この反応は瞬時におきます。

 

長期的にはビタミンCは毛穴周囲のコラーゲンを増加させて

更に毛穴を引き締めます。

 

これらの理由によりビタミンCが美しい毛穴を実現するのです。

ビタミンCだけでなく、カクテルビタミンの内服と外用がお勧めです。

カクテルビタミンだけでなく、男性ホルモンを抑制するリコカルコンAを配合したのが

毛穴レスローションです。


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